あなたは、「人殺し」があった家なんか誰も買わないと、ひとりで悩んでいませんか?
結論からいうと、かなり厳しい条件ではありますが、買う人はいつか必ず現れます。
以前にもお伝えしましたが、この世に売れない不動産は存在しないということを覚えていますか?
例え時間がかかったとしてもいつか必ず必要性を感じて買う人は現れるものなんです。
これは不思議な現象ですが、身近に私は何度も体験しているのでそう言い切れるわけです。
目次
殺人事件絡みの事故物件でも売れる2つの販売方法
1.買取り保証付きの仲介
仲介には、買取り保証がついた場合と付かない場合の2つの販売方法があるのです。
一般的に世に出ている物件はれ、買取り保証が付かない仲介がほとんどです。
では、買取り保証が付いた仲介はどのようなときに利用されるかというと、訳ありの物件を処分したいときや、ある期間までにどうしても処分す場合が多いです。
例えば、転勤になって引っ越すまでにとか、子供がいじめられて新学期が始まるまでに引っ越すとかです。
2.業者による買取り
文字通り、不動産を買い取る専門業者に、いきなり買取りをお願いすることです。
とにかく早く処分したいときや、近所に知られることなく処分する場合に買取りはとても便利です。
この2つの方法のいずれかを実施すれば、あなたは確実に不動産を売ることができます。
自殺物件は心理的瑕疵ありとして売り出される
事故物件は一般的には「心理的瑕疵あり物件」として世に紹介されます。
あまり知識のない人には一見なんのことかわからないようですが、価格が相場よりも随分安いのでなんとなく察する人は多いです。
私もよく質問されました。
「心理的瑕疵あり物件ってどういう意味ですか?」私はそう聞かれるとその場で、正直に訳ありの物件ですと説明していました。
するとお客さんは綺麗に2通りに分かれます。
全く気にしない人と気にする人の2通りです。
一番困るのが、御夫婦で意見が割れる時でした。
私も経験しましたが、殺人事件ではなかったんですが、居間で首を吊って自殺された家を紹介したときのことです。
ご主人さんは全く気にしなかったのですが、奥さんがどうしても気になるということでした。
結局、奥さんの意見が通り上手くまとまらなかったことがありました。
あなたが気長に販売活動ができるのであれば、業者に買い取ってもらうことなく、仲介として販売活動をすることは勿論できます。
ただし、そう簡単なものではありません。
90%以上のお客さんは「自殺物件」というだけで、即時お断りになりますから、
ですから、仲介であれば、「買取り保証付き」の仲介が絶対おすすめです。
この方法なら万一上手くいけば、少しでも高値で売却することができますし、ダメだった場合でも、業者が買い取ってくれるから、売れ残る心配がいりません。
業者は例え自殺であっても殺人であっても必ず買取はします。
理由は売れるからです。
だから買い取ることができるわけです。
不動産投資家が買う場合もある
事故物件なので、一般的には敬遠されがちです。
ただし、収益目的に不動産投資家などが安い物件を探していることがよくあります。
私のお客さんにも敢えてそのような物件を探す方がいました。
その方は、個人で金貸し業を営んでいて、お金を貸した人に格安で自分の賃貸物件に住まわして逃がさないように囲い込み、借金の取立てをする方法で家賃収入と利息を稼いでいる方がいました。
事故物件でいいから安いのないかとよく訪ねて来られていました。
事故物件はこの人にとって絶好の物件と言えるわけなのです。
実際に自分が住むのではなく他人に貸すので気にならないそうです。
随分身勝手な理由だとは思うのですが、事実そういった方が存在するのは確かなのです。
不動産業者が買い取る
事故物件を一般の方に販売するとなると結構買い手が見つかるまでに時間がかかることも多いので、不動産業者に買い取ってもらうケースもよくあるのです。
いたずらに長い時間をかけて、何度も見学に来ては同じ理由でお断りされると売主さんの精神状態はかなり昏睡した状態に陥ります。
精神的なダメージは時間が伸びるほどキツイものになるようです。
そういったことを踏まえれば、初めから嫌なことは避けて、手っ取り早く業者に買い取ってもらう方法をオススメする不動産会社もあります。
仲介で売り出しするか、業者に買い取ってもらうかいずれかの選択をしなければなりませんが、どちらが自分にとってメリットがあるかじっくりと考えて結論を出せばいいのではないかと思います。
あとは信頼できる不動産の買取りをしてくれる会社を探すだけです。そんなときに便利なのが下記に紹介するお困り不動産を専門に買い取りしてくれる業者を集めた専門サイトがあります。
どうしても売れずに困っているのであればきっとお役に立てるはずですから、下記のリンクをクリックして、サイトにジャンプしてください。
まとめ
世間一般的には、事故物件は「心理的瑕疵あり」として紹介されます。
これは宅地建物取引業法に事実告知の義務付けが示されているからです。
人殺し(自殺)があった事実を隠して売ることを禁じているのです。
事故物件は不動産投資家が選んで買うことも結構あるということを知ってください。
彼らにとって事故物件は価格が安く魅力的なのです。
自分が実際に使用するわけではないので、事故の事実は気にならないようです。
一日も早く嫌なことは忘れたいというのであれば、最後の砦ともいえる不動産業者による買取を実施して、早急に過去の嫌な思い出にピリオドを打つ方法もあります。
いずれにしても、決めるのはあなたです。
自分にあった方法で売却をじっくりと検討すことをお勧めします。